日本の学校の授業は効率が悪い?!アクティブラーニングと日本とアメリカの授業の違いについて (日本とアメリカ、両方の学校を経験して気付いたこと)

こんにちは、ヨシマサです。

先日、効率よく勉強するコツとして「ラーニングピラミッド」について記事を書かせていただきました。今日は「ラーニングピラミッド」の中の「アクティブラーニング」をもう少し深掘りしていき、日本とアメリカの両方の学校に行っていた経験をもつ僕が「アクティブラーニング」の観点から日本とアメリカの学校の授業の違いについて書いていきたいと思います。

※この記事は前回書いた記事と関連しています。まだ前回の「効率の良い勉強をするコツ」についての記事を読んでいない方は先にそちらの記を読んで頂けると今回の記事をより分かりやすく理解できると思います。前回の記事は下記から

アメリカで教わった効率よく勉強するコツ (アメリカの大学を卒業した僕が徹底解説)

※また僕がどのように日本とアメリカの両方の学校に行く事になったかはプロフィール詳細のページに詳しく書いてあります。まだプロフィール詳細のページを読んでいない方は、そちらも合わせて読んで頂けると嬉しいです。 僕のプロフィールの詳細はこちら

本記事の内容●最近よく聞く「アクティブラーニング」とは

●日本とアメリカの授業の違い

●日本の授業から効率よく学ぶ為には

今回の記事は学習法や授業システムの違いなどを説明するという事で、論文の様な少し堅苦しい内容になってしまいました。しかし、「アクティブラーニング」は間違いなく今後さらに注目されていき、テレビなどのメディアでも名前を聞く機会が増えていくと思います。「アクティブラーニング」という言葉を覚えておいて損はないと思いますので、5分ほどお付き合い下さい。

「アクティブラーニング」とは

「アクティブラーニング」とは、先生が主体となって授業をする従来の受動的な講義形式とは違い、生徒が中心となって積極的に授業を進めていくスタイルの学習方法です。

アメリカでは一般的な「アクティブラーニング」ですが、最近では日本でも注目を集め文部科学省が推薦し、大学を始め、小・中・高等学校でも体験学習、ディベートや、グループディスカッションと言う形で取り入れられています。

また、最近ではほとんどの学校で行われている、外国人教師による英会話の授業も代表的な「アクティブラーニング」の一例です。

なぜ「アクティブラーニング」が必要なのか

最近になって文部科学省を先頭に、日本でもアクティブラーニングを取り入れようとする理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は前回の「ラーニングピラミッド」での記事でも解説しましたが、従来の講義式や教科書を使った授業では知識をインプットするのに限界があると言う事です。アメリカ国立研究所の研究によると講義を聴くのと教科書を読んだだけでインプットされる知識の量は平均的に1割程度しかないそうです。つまり従来の教科書を使った講義だけの授業では授業全体の1割程度しか生徒の頭に入っていないと言う事になります。

2つ目は時代の変化によって、多様な社会に適応できる人が必要となってきている事です。「アクティブラーニング」では周りの意見を聞きながら自分の意見も伝えていくスキルを磨く事ができるため、これからの時代に必要な色んな考えや価値観、また文化を持った人たちと上手くコミュニケーションを取っていきながら問題を解決していく練習となります。

アメリカの学校での「アクティブラーニング」

アメリカの授業ではほとんどのクラスで学期の最後に「プレゼンテーションプロジェクト」があります。4人から5人くらいの生徒でグループを作りその授業で習ってきた事を発表するという物です。グループのメンバーは協力しあって学期を通して習ってきた事をもう1度復習しながら重要なポイントをまとめるという作業をし、他のクラスメイトに発表します。

僕もアメリカの大学で毎学期この「グループプレゼンテーション」を行っていますが、これをやるだけでそのクラスで習ってきた重要なポイントをほとんどインプットする事が出来ます。しかもクラスの成績の比重の半分近くがこのプレゼンテーションの出来なので、単位を取るためにみんな気合いを入れて取り組んでいます。

日本での「アクティブラーニング」

日本でも最近は英語の授業を中心に「アクティブラーニング」が行われてきていますが、それでもまだまだ日本は「アクティブラーニング後進国」です。成績の比重のほとんどは中間テストや期末テストの結果なので生徒達はそこに向けて勉強はしますがテスト範囲だけを重点的に勉強してテストの終わりと共に詰め込んだ知識もどこかに行ってしまうパターンが多いです。

じゃあこれからはどんどん日本でも「アクティブラーニング」を取り入れていけば良いじゃん。

これまでの説明を聞いていると、「日本でももっと、「アクティブラーニング」取り入れるべきだ」と思う方もいるかも知れません。ではなぜ日本でもっと「アクティブラーニング」を取り入れていけないんでしょうか?それは「アクティブラーニング」は先生達に負担が掛かってしまうからです。

例えば、アクティブラーニングには明確な採点基準がありません。従来の中間テストや期末テストが中心の授業なら、先生は問題を作らなければいけませんが、1度作ってしまえば採点は解答用紙と照らし合わせてマルかバツかを付けていくだけです。

一方、アメリカで行われているグループプレゼンテーション等にはは明確な採点基準がありません。なのでプレゼンテーションを採点する側の先生にもその授業に関しての知識がないと採点出来ません。

なので「アクティブラーニング」は従来の教科書を使った授業以上に先生側に負担が掛かってしまい、どんどん「アクティブラーニング」を取り入れてく事は簡単ではないのです。それに日本は平等性を重んじる文化でもあるので、先生の主観で採点する「アクティブラーニング」では「採点が不平等になってしまうのではないかと」いう懸念もあり中々難しい部分があります。

じゃあ日本の学校教育はオワコンじゃん!!

日本の授業システムはオワコンなのか?!

「アクティブラーニング」が盛んに取り入れられないからと言って日本の学校教育がオワコンという訳ではありません。確かに、日本はまだまだ「アクティブラーニング後進国」だとは思いますが、それでも日本の授業に行きながら自分で「アクティブラーニング」を行う方法はいくらでもあります。それに、今では私立の学校を中心に「アクティブラーニング」を取り入れている学校は増えてきています。それにそもそも、「アクティブラーニング」を取り入れているかは学校を選んだり評価する際の指標の1つでしかなく、それが全てではありません。

日本の授業に行きながら自分で「アクティブラーニング」を行う方法

自分で「アクティブラーニング」を実践する時に重要なのは、自分で考えながら勉強するという事です。例えば教科書を読んでいる時や講義を受けている時に、「1番大事なポイントはどこだろう」と考えながらノートを取ったり、自分で大事だと思うポイントをまとめたり、それを他の人に教えたりする事で有効な「アクティブラーニング」が実践でき、効率の良い勉強ができます。

アクティブラーニングを実践する時の注意点●いきなり何もかもアウトプット(自分の持っている知識を発表する事)しようとしない事。

クオリティの高い「アクティブラーニング」を行う為にはまず自分で知識をインプットする事が必要だと理解する事。

例えば僕も現在、「ブログを書く」という行動で自分の知識をアウトプット、つまり「アクティブラーニング」をしているわけです。しかし、自分で書きたい事に対しての知識が無ければブログの書きようがありません。なので先ずは授業の講義や教科書を読むように自分もブログに書きたいテーマについての本を読んだり、インターネットで調べたりしています。

「アクティブラーニング」を活用する為に1番大切なのは従来式の知識を頭に詰め込む「インプット」とその知識を自分なりにまとめて発信する「アウトプット」のバランスを保つ事です。

これを読んでる皆さんも自分の現在の勉強法を振り返り、「アクティブラーニング」の量が多いのか少ないのかを考えて、授業や何か勉強する時に役立てて効率の良い勉強をしていきましょう。

また進路選択の段階で色んな学校を調べている方や、アメリカに留学を考えている方、アメリカの授業がどの様な物なのか気になる方は、「アクティブラーニング」という指標を目安にしていただく事で新たな見方が出来れば嬉しいです。