アメリカの大学入試はチャンスがたくさんある!? 日本と違うアメリカの大学入試

ヨシマサ

こんにちは、ヨシマサです。今日はアメリカの大学入学試験についてお話しすると共に、現役アメリカ大学生のぼくから見た日本の入学試験制度についてお話ししたいと思います。

先日、アメリカのユニークな入試制度としてボランティア活動について紹介しましたが、アメリカの大学の入試も日本とシステムが違うので今日はアメリカの大学入学試験についてお話ししていきたいと思います。

受験生の方やアメリカ留学に興味のある方はこの記事を見ればアメリカの大学入試の事や日本の入学試験とは何が違うかなど理解して頂けると思います。

違和感を感じた日本の入学試験制度

ぼくは14(中学3年生)の時に渡米してそのままアメリカの高校、大学を卒業したので日本の高校入試も大学のセンター試験も受けていません。

日本での受験経験が無いと言っても、中学3年生の途中までは日本の学校に行っていたので周りの同級生はみんな受験モードだったし、中学2年生くらいから先生達も「2年生の夏休みから勝負だぞ!」と何回も言っていたので、高校受験の雰囲気はそれなりに覚えていますし、その当時はそれが当たり前だと思っていました。

ぼくには妹がいるのですが、ちょうどぼくがアメリカの高校を卒業して大学に進学するタイミングで妹は日本の中学3年生で、高校受験の年でした。その時に妹は留学とかは全く考えておらず、日本の地元の高校に進学しようとしていたので、ぼくが夏休みで日本に帰ってきている時は毎日妹が受験勉強をしているといった感じでした。

ぼくも日本の中学に行っていた時は日本の高校入試や大学のセンター試験もそういうものだと思っていたのですが、アメリカの高校を卒業してアメリカの大学受験過程を経てハワイの大学に進学が決まっていたぼくは、そんな毎日勉強している妹を見て違和感を感じました。

妹は高校入試に対してかなりナーバスな状態になっていて、毎日睡眠時間を削りながら勉強して、中学の内申点が出れば、今の志望校でいくのか変更するのかと親や先生と相談して、時には受験の事でいっぱいいっぱいになって泣いていた事もありました。

アメリカの高校に入学する過程もアメリカの大学受験も経験したぼくは、半年も先にある入試に毎日怯えながら受験勉強をしている妹を見て日本の入試とアメリカの入試の大きな違いに気づきました。 それは「日本の入試は一発勝負でそれで後の人生が決まってしまう」という事でした。

アメリカの大学入試、SATとは

そもそもアメリカの大学入試には、日本の高校入試や「センター試験」の様なテスト1つで合否を判断するというシステムがありません。

アメリカには日本の高校の入学試験や大学の「センター試験」の代わりにSAT (大学進学適性試験) というものがあります。

SATテストは通常1年間に7回あります。SATテストの中身は

Critical Reading (長文読解)

Writing (エッセイ式記述問題)

Math (数学)

の3つから成り、1回のSATは約半日くらいかけて行います。

アメリカの高校生やアメリカの大学に進学したい人はこのSATのテストを受けるのですが、このテストは何回も受ける事ができ、1番良いスコアを大学に送る事が出来ます。しかも1番良いスコアというのはトータルで1番良いスコアという事ではなくそれぞれのパートで1番良いスコアを送ることが出来ます。

例えば、初めてのテストでMath (数学)のパートはすごい出来たけど、 Critical Reading (長文読解)と Writing (エッセイ式記述問題)は良くなかったという人が2回目のSATを受けてMath (数学)のパートは前回の方が良かったけど、 Critical Reading (長文読解)と Writing (エッセイ式記述問題)2回目に受けた方が良かったという人は、1回目のMath (数学)のスコアと、2回目に受けたCritical Reading (長文読解)と Writing (エッセイ式記述問題)のスコアを送る事が出来ます。

アメリカの大学はそれぞれのSATスコア合格基準という物を公開しているので、そのスコアをクリアする事が出来ればその大学に入学する事が認められるという感じになります。

日本人は傾向としてMath (数学)は高得点が取れるのですが、Critical Reading (長文読解)と Writing (エッセイ式記述問題)は英語の壁もあり苦戦します。ぼくも1回目のSATのテストでMath (数学)のパートは基準をクリアした点数が取れたので、2回目以降はMath (数学)の対策はあまりせずにCritical Reading (長文読解)と Writing (エッセイ式記述問題)に重点を置いて3回目くらいで基準をクリアする事が出来ました。

毎回のSATの問題も違うので点数が取りやすい時と少し難しい時があります。

SATの他にも入試があるの?

アメリカにはSATの他にもACTという似たテストがあります。

概要は先ほど説明したSATとほぼ同じなんですがACTにはScience (科学)の問題も含まれています。

理系の人や日本人でアメリカの大学に入学したいという人はこの科学のパートがある分、点数が取りやすい事もあり、ACTで大学の基準点をクリアしてSATは受けないという人もいます。

ACTの他にもアメリカ人以外の留学生にはTOEFLという英語のスキルを測るテストを基準として設けている大学も多いです。TOEFLはアメリカの大学だけでなく、日本の大学や企業なども入試の選考基準として設けている事もあり、こういう国際基準のテストが活かせるシステムは便利だと思います。

SATだけではなく、理系の人へのACTや英語スキル専門のTOEFLも採用するなどフレキシブル(柔軟)な入試制度がアメリカっぽいですよね。

現役アメリカ大学生からみた日本の入学試験

これまで説明した通り、アメリカの入学試験は「一発で全てが決まる」という不安がないので、受験に対する恐怖感がなく「実力テスト」の様な感じで本来の実力を測る事が出来ると思います。

妹の高校入試を見ていてもう1つ思ったのが親の負担です。日本の高校入試や大学のセンター試験は冬から春にかけて行われるため、受験生の親はインフルエンザはもちろん、子供がベストな状態で入学試験を迎えれる様に、相当神経を使っていると思います。ぼくの妹は無事に志望校に合格する事が出来たのですが後に母親に話を聞くと、妹の体調管理の為に、食事面でも相当気を使っていたそうで、妹の高校入試が終わった頃には、母親も疲れ果てていました。

日本の高校入試やセンター試験は「みんな一発勝負なんだからみんな同じ条件でしょ」と言う人もいるかと思いますが、それでも「一発勝負の入学試験」というのは中学生や高校生には負担が大き過ぎると思いますし、入学試験での失敗がトラウマになってしまうという話もあります。

何より、1回のテストで合否を決めてしまうのはその時の受験生の体調やその時の問題に対してのハマり具合にも影響されるので本来の実力を測れるかというと不完全な気がします。

まとめ

これまでアメリカの大学入試について説明すると同時に、日本の入学試験に対しての批判の様になってしまいましたが、日本の入学試験も変わりつつあります。大学のセンター試験廃止から新しいシステムの「大学入学共通テスト」の導入に伴って日本の高校入試も、改革がされていくそうです。

アメリカの入学試験の仕組みを完全にコピーする事は難しいかもしれませんが、アメリカや他国の良い部分は取り入れて公平に受験生の実力を測れる試験制度になっていって欲しいです。

また、この記事を見てこれから受験する人やアメリカ留学を考えている人がアメリカの入学試験について理解を深めたり、アメリカ留学に興味を持つきっかけになってくれたら嬉しいです。

記事を見て頂いてありがとうございます。個人的なハワイ旅行に関する質問、ハワイの生活やアメリカ留学に関する質問や相談がありましたら、お気軽にブログの「お問い合わせフォーム」かツイッターのDMにメッセージ下さい( )

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